津波対策 2011 4 9
世界各国は、津波対策を検討すべきだと思います。
今回の東日本大震災では、
M9.0という巨大地震でも、地震による死者は少なく、
津波による死者が大部分を占めたと推定されます。
もともと「地震大国」である日本では、
地震に対する備えは十分だったと言えます。
しかし、津波に対する備えは不十分だったと
言わざるを得ないかもしれません。
そこに油断もあったかもしれません。
今回の地震では、津波の高さは、
各地で高さ10mを超え、
地形によっては、津波の高さが20mに近づいたと推定されます。
津波は、高さ2mでも木造住宅を全壊させる破壊力があります。
被災地では、木造住宅は全壊、
鉄骨の建物も鉄骨だけ残して全壊に近い状態、
鉄筋コンクリートの建物も、古いものは倒壊した例がありました。
原子力発電所においては、「停電」という、
あってはならないことまで引き起こしてしまい、
世界各国の皆様には、大変な心配をかけてしまいました。
もちろん、こうした巨大地震は、
「1000年に一度」かもしれません。
しかし、「1000年に一度」が、今世紀に入って二度も起きているのです。
インドネシアのスマトラ島沖地震、そして、今回の東日本大震災。